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病理検査室

病理検査室で実施している検査

病理検査室では、採取された検体の組織学的診断や細胞学的診断、ならびに病理解剖を実施しています。病理診断は病気の最終診断となり、治療方針や手術の可否決定などにつながる重要な役割を担っています。

検査項目

  • 組織診断
  • 細胞診断
  • 病理解剖

組織診断

採取された組織検体から標本を作製し、様々な染色を施したのち顕微鏡で観察することで病気の診断を行います。手術で切除された組織や、内視鏡検査により採取された組織に対し、病変の特定、腫瘍の有無、悪性部位が取り切れているかなどについて顕微鏡を用いて観察することで診断を行っています。

  • 乳癌のヘマトキシリン・エオジン染色(×40)

    乳癌のヘマトキシリン・エオジン染色

  • 乳癌の免疫染色(HER2タンパク)(×40)

    乳癌の免疫染色(HER2タンパク)

細胞診断

組織表面からブラシ等で採取された検体をはじめ、喀痰、尿、胸水、腹水等の液状の検体から作製された標本に対して染色を施し、顕微鏡で観察することにより、腫瘍由来の細胞や感染症の原因となる病原体の有無について検索します。

  • 子宮頸部(正常)パパニコロウ染色(×40)

    子宮頸部(正常)パパニコロウ染色

  • 子宮頸部(軽度異形成)パパニコロウ染色(×40)

    子宮頸部(軽度異形成)パパニコロウ染色

  • 気管支擦過(正常)パパニコロウ染色

    気管支擦過(正常)パパニコロウ染色

  • 気管支擦過(腺癌)パパニコロウ染色

    気管支擦過(腺癌)パパニコロウ染色

 

病理解剖

ご遺族の承諾のもと、患者さんが亡くなられた原因の究明や治療効果の有無について調べるとともに、今後のよりよい医療提供につながる大切な検査です。観察すべき部位が決まっている組織診断や細胞診断とは異なり、全身の観察を行う必要があるため組織診断、細胞診断に比べご報告までに時間を要する検査です