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初期臨床研修医募集
国立国際医療センターでの初期臨床研修についてご説明します。
救急科の研修はすべての初期臨床研修医において12週間の必須ローテーション(救急外来研修)となります。
さらに救急・総合診療科プログラムの初期臨床研修医は12週間の必須研修に加えて救急病棟6週間を含む計18週間(希望により22週間)の救急科研修を行うこととなります。
初期臨床研修プログラムにおける救急科研修

救急科研修では「社会のニーズに対応して多種多様な救急患者の診療に携わる態度並びにpreventable death & disabilityを回避するのに必要な認知力と診療技術を習得する」ことを一般教育目標としています。
「救急患者の生命徴候を適確に把握し呼吸循環の安定化を行える」ならびに「一見軽症に見えて実は重篤である症例を見落とさない」知識、思考過程、技能、態度を身につけることを個別行動目標として設定しています。
上記目標を達成するための方略として、一般化した初期診療方針の徹底、文献的根拠や標準ガイドラインなどに基づくフィードバック、経験した症例に関連したスモールレクチャーなどのon the job trainingを行っています。
さらに、off the job trainingとして、当センター救急科では、世界標準に沿ったプログラム、例えば、ICLSやJATECに沿った診療をすべての医師に教えています。国立国際医療センターで研修した医師であれば、世界中どこに行っても、目の前で医療を必要とする人がいた場合に、医師として恥ずかし くない初期診療ができる―、それが当センター救急科の教育目標です。
初期臨床研修 救急・総合診療科プログラム
2027年度から救急・総合診療科プログラムが新設されます。
本プログラムは、救急科と総合診療科の診療を基盤とし、初期診療を要する患者に対する対応力と、臓器別に偏らない横断的な診断・管理能力を兼ね備えた医師の育成を目的としています。
救急外来では、救急搬送された重症度・緊急度の高い患者に対してABCDEアプローチに基づく初期対応を実践し、呼吸・循環の不安定を的確に認知し安定化させる能力と、生命を脅かす疾患の見落としを回避する能力を養います。 一方、総合診療科では、診断未確定の初診患者に対して臨床推論に基づく診療を行い、適切な診断・治療および専門診療科へのコンサルテーション能力を習得します。
さらに病棟研修では、救急科において全身管理を要する重症患者の診療を経験するとともに、総合診療科では複数の健康問題を有する患者を主治医として担当し、臨床判断や病状説明、退院支援を含めた包括的な患者管理能力を身につけます。
本プログラムの特徴は、初期対応から診断・治療、さらに入院管理・退院支援に至るまで、患者を一貫して診る力をつけることができる点にあります。
学会発表や論文作成の機会も提供しており、臨床研修修了後は当院の専門研修プログラムへの進学を含め、多様な進路を支援します。
当院初期臨床研修医OB/OGの声

ERでは救急搬送された患者さんのマネージメントをスタッフ管理下で研修医が行うことができることが魅力でした。毎朝の症例検討会は非常に教育的であり、スタッフの先生方に多くのことを教えてもらいました。大変楽しく勉強できた6週間のローテーション期間でした。
絶え間なくやってくる救急車を迎えるexicitingな夜が明けると、何事からも解放される素敵な1日が待っています。そんな救急科の生活がやみつきになりそうです。
アメリカのTV番組でERをみて以来、救急のDr.に憧れていました。自分もテキパキとドラマの様に働けたらいいな~と思いつつドキドキしながら初めて救急部に来てみたら…。ここはドラマより刺激で不可解な世界が広がっていました。刻々と病態が変化する重症患者、外傷の患者、疾患よりもむしろ社会的背景の重要性。たくさんの患者さんに触れて、色々なことを学べたと思います(JATEC、集中治療、sepsis管理etc)。1年目の2コース目で回ったのがもったいない位でした。すごく優しく教えて下さり嬉しかったです。本当にありがとうございました。救急科でまた研修したいと思います。これからも日本の救急を担って頑張ってください!
救急では鑑別診断・初療から重症管理まで様々な事柄を学べて大変勉強になりました。また、救急科の先生方と仲良く研修できる素晴らしい環境だと思います。
救急科プログラムOB/OGの声
初日、右も左も分からず只々唾を飲む事しか出来なかった救急外来での朝からNCGM1日目は始まりました。研修を終えた今、沢山の先輩方やコメディカルの方々の協力あって、無事当院での初期研修を終える事が出来た事に心から感謝しています。大学時代、運動部での経験から、後輩への指導・教育には、教える者が習う者と同じ目線に立って、背中を押す、押される関係作りを創っていく事がとても大切だと感じていました。その中で、初期研修時代からNCGMに従事してらっしゃる指導医の先生方の多い当院では、まさに上記のような関係が「空気」として病院の中に存在し、この2年間で沢山の「安心」と「夢」を頂けたと考えています。現在、救急科レジデントとして春からも当院で働ける事に夢と期待を膨らましています。これからも、多くの先輩方や仲間とともに救急科の一員として科、病院を盛り上げ、患者が安心と信頼を寄せられる救命救急センター創りに貢献できたらと思っております。本ページをご覧になって下さった皆様とお会いできる日を心より楽しみにしております。
当センターの救急部は、症例数が豊富であり、その症例に対するフィードバックが毎朝のカンファレンスで行われることが非常に勉強になります。カンファレンスもほとんどが研修医向けの内容であり、教育に対する熱意が伝わってきました。その中で、救急科プログラム研修医に求められる知識は、やはり他の研修医とは違うことがいい刺激となりました。スタッフの雰囲気がとても良く、最高の環境で研修を行うことができました。同じスタッフ、同じ処置室で、3次救急症例だけでなく、2次救急症例まで幅広く診療に携われることは、generalistとしての基礎を築くには、恵まれた環境と思います。
症例の数や種類の多さは半端ありません。それに加え、常に根拠を求められる教育的な環境下に研修医時代から接することで、マニュアルに頼らずに、論文やグローバル・スタンダードな教科書からの知識を大切にすることが当たり前のように鍛えられます。また、国際協力の現場に、アシスタントとしてですが、研修医のときから参加できる環境は他にはないと思います。
救急科はとても教育的な環境があり、医師としての最初の一歩を踏み出す環境としては最適です。多種多様な疾患と接し、スタッフの指導の下、研修医が中心となって診療を進めていきます。また、毎朝のカンファレンスでは前日の症例検討やその関連事項の講義を受けられ、効率よく知識を整理することができます。勤務がシフト制であることも救急科の特徴のひとつであり、offの時間は完全に自分の時間です。学問を追究するもよし、街に出て社会勉強するもよし、自由です。
救急外来での診察・治療やカンファレンスなどでは、常に自分の考えの根拠を求められます。「ICU book」などのグローバル・スタンダードな教科書を何度も読み返し、「JATEC」の外傷初期診療を来る日も来る日も実践する毎日でした。これらは医師としての土台を作る上で非常に重要な点だったと考えています。この2年間で学んだ経験は、これからの医師人生の礎であると確信しています。

