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食道胃外科の扱う疾患と当科の特徴
当科での疾患は食道癌、胃癌、他の腹部救急疾患が対象となります。
悪性腫瘍に関しては、術前治療、手術、術後治療、根治的化学放射線療法、再発治療(サルベージ治療)、緩和ケアだけでなく、検査入院他にも対応しています。また栄養療法にも力を入れており、栄養サポートチーム(NST)の中心メンバーとして、周術期や化学療法中の栄養管理を重視して管理しています。
当科の特徴としては、手術における技術の向上、当院のような全身合併症の多い(高齢、糖尿病、結核、精神的疾患、感染症、肝硬変、照射後など)ハイリスク症例に対する結果とその発信を行なっています。その中で、糖尿病内科医と共同で、術後のコントロール不良の血糖管理に関して人工膵臓療法を導入しております。また、肥満症に対する腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を導入しています。
近況その他
本邦では2024年から医師の働き方改革が開始されましたが、当院では予てより積極的にフレキシブルな働き方を推進してまいりました。必要な業務を診療時間内に行うことを徹底し、風通しのよい環境を作っています。専門性が高い診療を維持しつつ、医師個人のキャリアアップを応援しています。
教育面での活動
教育面に関しては、外科専攻医プログラムの基幹施設として外科医の育成および連携大学院制度による学位取得の推進にも力を入れています。国立国際医療センター研究所臨床連携研究室長の河村由紀先生との共同研究を始め、様々な臨床研究を進めており、その成果をナショナルセンターとして今後とも発信していきたいと考えております。






