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高度生殖医療のご案内

更新日:2025/11/21

診療のご案内

生殖内分泌外来

  1. 不妊症でお悩みの方のための専門外来です。
    この分野に精通した医師が丁寧に対応します。また最新の医療機器もそろえており高度な先進不妊治療を提供できます。
  2. 当外来では、まず患者様に不妊症について十分に理解して頂いたうえで、最新のエビデンスに基づいた治療方法を示しながら個々の患者様の希望も考慮 して方針を決定していきます。また,年齢・不妊期間・個人的な事情などにより治療方針は適宜変わります。
  3. 当院では、原則として受診は予約制となっております。しかし、不妊治療では月経の時期によって来院日が決まるケースも多く、事前の予約が困難となります。そうした場合を考慮し、他外来と比べて直前での予約を可能とし、さらに当日受診も行い易くしております。
  4. 女性側の不妊因子の検査はもちろん、男性不妊の検査についても通常の精液検査などは当科での検査が可能です。御主人の来院は必ずしも必須ではありませんが、一緒に説明をお聞きになりたい場合は御夫婦での来院も歓迎致します。
  5. 当院他科との連携はスムーズであり、例えば合併症があって他科への受診が必要な場合にもストレスなく受診が可能です。
  6. 当外来で妊娠された患者さんを分娩まで慎重に経過観察できるような体制を整えております。不妊治療で妊娠した貴重な赤ちゃんです。通常よりリスクが高いと判断した場合には当院産科外来にて慎重に経過を観察いたします。

IVFセンター

体外受精(IVF-ET)、顕微授精(ICSI)、受精卵凍結、融解胚移植などの生殖補助医療と言われる最先端の治療もできる一方で、可能な症例に関しては腹腔鏡あるいは子宮鏡での内視鏡手術などを行うことにより自然妊娠を目指すこともできます。また子宮筋腫および子宮内膜症のような不妊症の原因となる病気をお持ちの方は、薬物療法あるいは手術療法と不妊治療とを組み合わせることで、より効果的にかつ安全な妊娠を目指すことができます。

また、2025年8月より都から「妊孕性温存療法実施医療機関」あるいは「温存後生殖補助医療実施医療機関」として認定を受けましたので、若年のがん患者さんの妊孕性温存(卵子凍結・受精卵凍結)にも積極的に携わってまいります。

治療にかかる費用

不妊治療にも原則として健康保険は適用されますが、一部の検査や治療には保険がきかないものもあります(先進医療として対応しているものは保険診療と併用可能です)。ご了承ください。
生殖補助医療(体外受精)を保険診療で行うには、今までの不妊治療の経緯の確認、女性側の年齢(43歳未満)および今までの胚移植回数、パートナーおよび配偶者との関係確認および同意書作成などの条件が必要になります。

当院での不妊治療に関わる費用の大体の目安は以下の通りです。参考にしてください。また体外受精では先進医療に対する各自治体の特定不妊治療費助成制度等を利用することも可能ですのでご相談ください。

費用

下記の費用には排卵誘発の注射、その他の薬剤、血液検査、超音波検査の費用は含まれません(保険適用可能)。

  1. 一般不妊治療(体外受精以外)人工授精(保険診療) 5,460円
  2. 採卵(麻酔料金除く) \9,600 + 採卵個数に応じて \7,200~\21,600
  3. 媒精(体外受精) \12,600
    (顕微受精と併用した場合 \6,300 + 顕微授精の個数別料金 [\14,400~\38,400] ) 
  4. 受精卵・胚培養管理料 \13,500~\31,500 
    (胚盤胞まで培養した場合は個数に応じた追加料 \4,500~\9,000)
  5. 新鮮胚移植 \21,500
  6. 胚凍結 \15,000~\39,000(凍結胚の個数に応じて) 
  7. 凍結融解胚移植 \36,000

  • 通常の体外受精を行い胚移植した場合;
    1+2+3+4=65,400~106,800円
  • 通常の体外受精を行い胚移植し、余剰胚を凍結した場合;
    1+2+3+4+5=88,500~145,800円
  • 通常の体外受精を行い全胚凍結した場合;
    1+2+3+5=57,900~123,300円
  • 通常の体外受精を行い全胚凍結したのちに凍結融解胚移植を行った場合;
    1+2+3+5+6=93,900~159,300円